この際ついでなので、Drupalを少し研究してみました。
米アマゾンで評判のいい[Using Drupal](O’Reily)を取り寄せて、
2章[Drupal Jumpstart]を読みながら、
XAMPP上でDrupalサイトを構築しました。
この本は[Drupal 7]について解説しています。
まず書評から…
この本にはPhpコードの話はありません。
あくまでも[Drupal]の標準機能の使い方の解説です。
この本は読みやすさを考慮して、
1章を除く全章でまず[Case Study]があって、
いくつかの[Spotlight]と[Hands-on]の記述で統一しています。
[Spotlight]でサブテーマを取り上げ、
[Hands-on]ではそれについて実際のDrupalの操作を説明します。
アメリカの本は多分[テクニカルライター]の職域が確立しているのだと思いますが、
「いかに読者に分かりやすく書くか」ということに傾注しています。
私は2章だけ読みましたが、評判どおりよく書けていると思います。
JoomlaとDrupalは機能的にはほぼ同等です。
CMSはひとことでいえば、
[記事]あるいは[ブログ]を作成し、
それをどこに配置し、どのメニューとリンクされるかを決めていきます。
ユーザからのアクセス管理をします。
Drupalではデータベースと同様に、Drupalへの権限とロール(役割)を作成し、
ユーザにどのロールを付与かによってユーザのアクセスを制限します。
(Joomla1.5ではロール=権限は固定です)
たとえば管理者、編集者、認証済ユーザ、匿名ユーザ等のロールを作成し、
それぞれのロールに特定の権限を設定しておきます。
これによって一般ビジターがアクセスできる範囲、認証ユーザのアクセス範囲、編集者のアクセス範囲、
等々を設定することでサイトを管理するようになっています。
JoomlaとDrupalで見た目に違うところは、
Joomlaではサイト管理画面と、一般ユーザ(編集者)画面が異なるのですが、
Drupalでは管理者は閲覧者用画面の上に半透明のOverlap画面を表示しながら作業をします。
総括すれば、Joomlaの方がチョコチョコット簡単にホームページを作成するには向いていますし、
Drupalはもう少し深く勉強しないと使いこなせないようです。
たとえば[View]というモジュールを使いこなさないとその良さがわからないようです。
ホームページ作成ビジネスをやるのなら、
柔軟性があるDrupalが勝っているかもしれません。