[Kindle Paperwhite] を買いました

このところ日・中・韓の近現代史を勉強しようと、20冊以上の本を買いました。
この中にはたくさんの文庫本や新書本があって、
これらの小さい本はチョロチョロと整理するのが煩わしいので、
eBookにしたいと色々調べたのですが、
価格的にも、Amazonの[Kindle Paperwhite](8,000円弱、以下KPと言います)がいいかなと、
注文しましたら予定より早く届き、早速使ってみました。

電源をいれると、初期設定画面が出てきます。
無線の選択が必要です。
私のオフィスは無線LANを使っていますので、WiFiが動作し、
よくわからなくて、ゴチャゴチャやっていたら、無線がつながりました。

PCでAmazonの[アカウントサービス]をみたら、私のKPが認識され登録されています。

設定の途中一部、「どうなってるの?」というところもあったのですが、
使えるようになるまで、いたって簡単でした。
(有線しかない場合はどうなのか。その他の環境はわかりません)

本の注文は、PCでアマゾンのページで本を選択し、
[Kindleで購入]ボタンをクリックすると、オフィスの無線LAN経由でKPに直接ダウンロードされます。

あるいはKPで検索して、そのまま購入もできますが、PCでの操作が断然楽です。

eBookはそもそもどんなものか知らなくて、
印刷書籍をスキャンし、PDF化した画像情報なのかと思っていました。
それなら画面を拡大した時、ページを上下左右に移動するのが大変だろうと思って、
KPを買うのを躊躇していたのですが、
そうではなくて、文字情報になっていますので、
文字の拡大縮小およびフォント(明朝とゴシック)の変更ができます。

古い本はそっくり再度キー入力しなくてはいけないのでしょうが、
最近の出版はすべてデジタル組版でしょうから、
そうであれば簡単にeBookをつくることはできると理解しています。

今回初めて知りましたが、[青空文庫]というNPOがあって、
著作権がきれた書籍の電子化をせっせとやっています。
これはAmazon経由でも買えます。買うといっても殆ど無料です。
Amazonで購入する利点は、購入した書籍はすべて[Amason Cloud]で保存されますので、
WEB上で本の管理ができます。
端末がいっぱいになったとか、じゃまになったりすれば、端末から消去して、
また必要なら再度いつでもダウンロードできます。

青空文庫には著作権の切れた本がたくさんあります。
明治時代の漱石や龍之介、外国ではカフカやコナン ドイル(シャーロックホームズ)等々です。
次々に増えているようです。

少し有頂天になって、20冊ほどダウンロードしました。

「日本国憲法」とか「善の研究」とか[坊ちゃん]とか[変身]とか。

ただし、ほしい本がすべて電子化されている訳ではないので、
その点は期待外れです。
また、イザベラ・バードの[日本紀行]を印刷本で買ったのですが、
その後電子版があることを知りましたので、
アマゾンに「印刷本を買って、同じ電子版を買うとき電子版のディスカウントがあるのか」尋ねましたが、
ディスカウントはないそうです。

 

私は常々、「勉強するには電子画面は良くない」と思っています。
はじめて勉強するには、本のあちこちページをめくって、
知識を紡いでいかなくてはいけません。
あちこちページをめくるということが、電子書籍では適当ではありません。

学校の教科書を電子化する動きがあるやに聞いていますが、絶対反対です。
学力は絶対に伸びません。

一方、検索して終わりの辞書や、
小説のように読み飛ばす書籍では、電子化は長所を発揮します。
なによりも、場所をとらないので、何冊も本を持ち歩くことができます。
楽しいことです。

KPでは、文字表示は電子ペーパーともいわれるE Inkを使っています。
読みやすく、またPCディスプレイとは違って一度表示してしまえば、電気を消費しませんので、
1回の充電で8週間使えるとなっていましたが、
よくみると、それは1日30分という条件なので、
実際には、小説だと長時間読んでいるでしょうし、
画面も明るくしたりすると、もっと頻繁に充電しなければいけません。

ただし、コンピュータを使っている場合は、
コンピュータのUSB端子に、専用ケーブルをつないで充電すればいいことなので、
それほど面倒なことではありません。

また、自分で作成した情報も、
一度専用のメールアドアレスを使って、Amazonのアカウントにアップロードし、
再度ダウンロードすれば、住所録等をKPで持ち歩くことができます。

当初の期待通りに電子本を得ることはできませんが、
今年は急速に電子本が増えるのでしょうから、
電子本の方が印刷本より安いのだし、
損はなかったのかなと思っています。

とりあえず、無料の著作権切れ本を読むことにします。

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