LINQ in Action 5

第三部Querying relational data(6、7、8章)を予定通り読了しました。ただし、最後の方はやっとゴールにたどり着いたという感じです。

6章は[LINQ to SQL]の基本機能の説明。
7章はマッピングの詳細とそのツールの説明(手動のインライン記述、XMLファイル、SqlMetal、VS2008のデザイナツール)。[LINQ to SQL]のDataContextはADO.NETのデータセットに近い機能を持っていると思いますが、データベースから読み込まれたデータのライフサイクルについてDataContextの動作説明をします。またQuery ExpressionをSQLに変換する話で、expression treeの話がでてきますが、何のためにどのように使うのかよく理解できませんでした。
8章では、data conflictsおよびTransactionScope、つづいてstored procedures、user-defined functions、partial class(partial mechod)、objects inheritance等について、パフォーマンスやセキュリティに関連付けながら解説します。
特に8章には示唆に富んだ話題が沢山ありますが、充分理解できたとは言いがたいのが実際のところです。
必要に応じてぜひ読み返したいと思います。

ところで、「我々は、今後LINQを開発の中でどのように使っていくのか」という問題です。過去のADO.NETの資産のことを考えあわせると、いまのところ、簡単なデータベースの問い合わせは[LINQ to SQL]で、本格的な処理は[ADO.NET Entity Framework]になるのかなと思っています。[LINQ in Action]は[ADO.NET Entity Framework]については余り触れていませんが、訳が悪いと散々けなした「プログラミング LINQ」には丁寧な解説がありますので、[ADO.NET Entity Framework]についてはこの本で勉強したいと思います(この本は、expression treeにもかなりのページを割いて解説しています。必要なときこれもこの本を使いたいと思います)。

お勉強が終わったので、実務でプログラミングしながら必要な部分を習得していきたいと思います。

追。(2009/7/1)
Zeeshan Hiraniの[Entity Framework learning guide]がEntity Frameworkのベストの解説のようですね。
PDFで500ページ以上もあります。これも英文ですが…。
<a href=”http://weblogs.asp.net/zeeshanhirani/” target=”_blank”>http://weblogs.asp.net/zeeshanhirani/</a>

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