「インターネットを使って、完全非公開のシステムを『簡単に、安価に』つくりたいのです」
と3月に書きました。
その後ボチボチと調べていたのですが、すこし見えてきました。
私はホームページを簡単に作りたかったので、CMS(Contents Management System)として、
以前から少し調べていたXOOPSを使うことを念頭においていました。
理由はもともとこれは日本製で日本語情報もかなりあったからです。
この度、他にどんなものがあるか調べていたら、
DrupalとJoomlaが評判がいいとことが分かり、両方を試しています。
何度も書きましたが、私はWEBは素人でよく知らないのですが、
今回無料の三つのCMSに触ってみて、先ず「すばらしい」というのが感想です。
XOOPSは発祥の地日本グループと現在の管理本部とが対立しているようで
(事実は知りませんが、そのようににみえます)、
パッケージも何通りもあり、話がゴチャゴチャしていて、仕組みまでもがゴチャゴチャしています。
「見た目」もよくありません。
ゴチャゴチャしている分、機能豊富なのかもしれませんが、内容はともかく親近感をもてません。
損をしていると思います。今回はパス。
Drupalは参考書([Drupal Pro Book])もすぐ届き、問題なくインストールできましたので、
コチョコチョと会員制のページを作りました。
入口はDrupalのログインページで間に合いますが、
従来のhtmlページを援用しますので、
この部分を保護するためにセッション管理のコードを追加すれば、「これで十分か」と思っています。
Joomlaはレンタルサーバーへのインストールに少し怪しいところがあり、
参考書もなかなか届かなかったので、後回しでしたが今はこちらを調べています。
(どういうわけか、日本語の[Joomla! Pro Book]は届くのに2、3週間かかるようですが、
Prentice Hallの[Joomla! 1.5: A User’s Guide]はすぐ届きました)。
DrupalとJoomlaはとてもハイセンスな雰囲気があります。
三つのCMSはいずれも各コンテンツに対するユーザのアクセス権を設定できますので、
会員制のホームページは問題なくできると思います。
これらのCMSはどれも色々な機能追加モジュールがそろっていて(多くは無料)、
たとえばフォーラムも多少貧弱ですが使えるかなと思います。
また、外観はテンプレート(あるいはテーマ)を差し替えることで、様々なデザインに変更できます。
これも非常に沢山の無料テンプレート(あるいはテーマ)がありますので、
好みに合ったものに取り替えることができます。
また、JoomlaとDruplaには強力なテンプレート作成ツール(Artisteer-有償。WordPressにも対応しています)がありますので、
本格的なデザイナーでなくても、大変美しい画面を作成することができます。
どちらにしても、デザイナーというよりプログラマがコチョコチョと気の効いたHPを作成するには、
最高の仕組みだなと思っています。
さて、理由はよく分かりませんが、私はJoomlaが気に入っています(最近はJoomlaの評判が一番いいようです)。
レンタルサーバへのインストールは一部問題があって、サンプルデータのインストールができなかったのですが、
手持ちのWindows XPにXAMPPをインストールし、
ここにJoomlaをインストールしました。
サンプルデータも問題なく表示されたようですので、調査がやりやすくなりました。
Joomlaの調査はPrentice Hallの[Joomla! 1.5: A User’s Guide]を読みながら進めています。
今半分近くまで拾い読みをしてきました。
Joomlaでは[メニュー]の考え方が少し混みいっていて理解しにくいのですが、
後半に[学校サイト]と[レストランサイト]の構築サンプルがありますので、ここまで読めば分かってくると思います。
この本にはコードはあまりありません。
色々な機能を「使いこなす」ためには、説明は平易ですし、入門書としては良書だと思います。
なお、これらのCMSはいずれもPHPを使って開発されています。