胆嚢結石 4

予定通り先週5日に入院。
CTで今度は造影剤を使い胆嚢の画像を取得しました。

お腹はもう痛くなかったので、石は十二指腸から腸に落ちていったと期待したのですが、結果、石はまだ胆管に残っていました。

医者は「残念でした」と。
確かに残念でしたが、それにしても痛まなかったことを幸いと思うことにしました。

ところで、CTの写真は3Dデータとして取り込まれ、マウスで縦横に見ることができます。
しかも肋骨はそれらしく彩色され、造影された胆管は、肋骨の中で浮かんだ状態で明確に見ることができます。

実は私は昔、3Dの初期の仕事をしましたが、3Dはこのように発展したのだと、感慨ひとしおです。

さて私は、4人部屋に入りました。
残り3人は重篤です。一人は十二指腸を切除したようです。
大分苦しいらしく、看護師を何度もよんでいろいろ訴えていました。

二人目は、私と同じく胆嚢が悪いらしいのですが、大分痛いようで何度も看護師に痛み止めの座薬を入れてもらっているようです。

三人目は病気はよく分からないのですが、無茶な素人療法を続けていたらしく、喀血したようです。
それでも車を秋田に運ばなければいけないと、医者に外出を申し出ていました。

私は結局6日胆管の石を取り除きました。
内視鏡を使い十二指腸から胆管の出口を少し切開したようです。

私はレントゲン台の上に腹ばいにさせられ、無残に横顔を枕に押し付けられて、
医者が口から内視鏡を入れていくとき、一度内視鏡を喉の奥にぶつけて「へぼ医者メ」と思ったのを最後に、
睡眠薬を使われたらしく後は覚えていません。
夢の中で、口に何か四角いものをくわえさせられて、もぐもくもがいたいたのですが、気がついたら手術は終わっていました。

その後たいした痛みもなく、周りの3人の重篤な人に比べれば健常者です。
あまりに退屈で、寝ていたら背中が痛いし、運動不足なので外出許可をもらって散歩し、ついでに一時帰宅しました。

施術は好きになれませんが、息を大きく吸って緊張しないで、後は医者にまかせるしかありません。

error: コピーできません !!