コーちゃんの精神状態

本日病院に行き、血液検査の結果、肺炎は完治です。
ただし肩の負傷はいまだに治りません。
今月いっぱいかかりそうです。

 

さて、コーちゃんの話です。

先日電話でサッカーを始めるといっていました。

今年から水泳を始めたばかりです。

新しいことをするために、前のことを放り出すのは論外ですが、小さい子でも二つや三つのことを平気でやるくらいでなければ、将来見込みがありません。私は賛成しました。彼は、サッカーはとても上手だと思います。

そもそも私はコーちゃんのフィジカルは何も心配していませんが、一方彼のメンタリティはそれ相応に気にかけています。

彼には九州で半年振りで接しましたが、幼児返りがあります。弟との関係、両親の彼に対する接し方に原因があると思います。

弟ができると親特に母親が、弟に時間を取られるのはやむを得ないことです。

それに、多分母親が、晃一君が小さいときから構いすぎの上甘やかしたと思います。ダダをこねて、母親が手に負えなくなると、「知らないよ」等の突き放すことをいいます。

それが晃一君を不安にし、ますます母親から離れようとしなくなります。

母親は十分晃一君を可愛がっていますが、晃一君からすれば愛情の確認ができません。

私は彼には一面では厳しいのですが、基本的には優しく接しています。多分彼は私との関係では、彼なりのルールのもとに、安寧に接していると思います。

 

九州で彼と一緒にYouTubeでウルトラマンを見ていたとき、彼が椅子から落ちそうになって、手を少し痛めました。

母親もそこにいたのですが大したことではなかったので、一言二言いって向こうにいきました。

彼が悲しそうだったので、私は彼に声をかけました。
「じいちゃんはコーちゃんがだいすきだよ」
彼はコックリと小さく頷きます。

「おかあさんも、コーちゃんのことが大好きだよ」
というと、彼は涙をポロポロ流し、首を横に振ります。

私はとても驚きました。
「これはいけない」と思って、母親をよびよせ、こういっていると告げると、母親は「だいすきだよ」といいます。コーちゃんはとてもうれしそうな顔をして、母親に抱きつきました。

多分このところずっとコーちゃんは心の底では、「お母さんは、僕のことをすきではない」と思っていたのだと思います。

私がそのことに気づき、母親が「大好きだよ」といったことで、彼は母親の愛情を確認でき、救いになったと思います。

空港に見送りに行くと、大きな声で、
「ありがとう」
「また会おうね」
といって機嫌よく飛行機に乗り込んでいきました。

九州では短い期間一緒にいたのですが、
私が彼を励ましたことで、彼は元気になったように思います。
わたしが祖父として、少しでも孫の役に立ったのであれば「よかった」と思います。

晃一君は基本的にとてもいい少年です。
なんでも進んでやるし、性格もとてもいいと思います。

しかし、彼がこれから大人になり、何の分野に進むにしろ、
成功するためには単に性格がいいではすみません。
集中力と持続力がとても重要です。

どうかそのような気質を身に付けてほしいと願っています。
彼がどのように成長していくのか、期待と不安をもって見つめています。

私は彼から離れて暮らしています。
なによりも、彼が安寧な気持ちで、健やかに成長することを願っています。

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