concrete5

以前書きましたが、ホームページの作成にCMS(Content Managemente System)を使っていると、厄介な問題が発生します。

多分世の中のすべてのCMSは、Web Server(大抵はApache)や開発言語(PHP)やデータベース(MySQL)に依存しています。

CMSは当然といえば当然ですが、日に日に新しくなります。新しいバージョンのCMSは新しいバージョンのWeb ServerやPHPやMySQL上で動作します。

旧バージョンのCMSがサポートを終了し、特にセキュリティ上の問題が起こると、結局CMSの新しいバージョンに更新しなければいけません。

このとき多くの場合、Web ServerやPHPやMySQLも新しくしなければいけません。専用のサイトであれば問題は少ないかもしれませんが、共用サーバーを使っていると、コンピュータの全面引っ越しが必要になります。

このサイトは現在、JoomlaとWordpressを使っていますので、何れ引っ越しが必要になります。

その準備として、今評判のconcrete5を使ってみました。この際最新のバージョンでテストしたいと、「Winodows 7」上で「XAMPP 1.8.1」および「concrete5 5.6.0」をインストールしました。

「XAMPP 1.8.1」上のWebサーバー等のバージョンは以下の通りです。

Apache 2.4.3
MySQL 5.5.27
PHP 5.4.7

この上で「concrete5 5.6.0」は問題なくインストールできましたが、ここで一つ問題が起こりました。「concrete5」の参考書が極めて少なく、英語の「concrete5 Beginner’s Guide」(PACKT)が、たぶん唯一の教科書ですが、この本は「concrete5 5.4」を使っているので、「concrete5 5.6.0」とは内容がだいぶ違っています。

そのため読みながら、コンピュータで確認するという作業がスムースに進みません。まだ2章をざっと読んで、そのあとの部分をパラパラと概観している状態ですが、とりあえず、現状での感想を報告します。

これまで私が経験したCMSは、XOOPS、Joomla、Drupal、Wordpressです。このうちWordpressは、最近はCMSとしての売り出しているようですが、あくまでブログ用ツールと考えた方が無難かな、と思います。

XOOPSは以前にも書きましたが、ドキュメントも悪く、統一性がないので、私の印象は良くありません。

JoomlaもDrupalも新しいバージョンがリリースされていますので、改良が進んでいますが、私が使った印象では、Joomlaは使うのが簡単だが制約が多いかな、Drupalは柔軟だが使いこなすのに経験が必要かな、というものです。

concrete5は、作業が視覚的に進み、面倒な下準備のようなものがありません。
勿論サイトへのアクセス制限があり、サイトの管理者、ページの編集者、一般のビジターの区別ができます。

オリジナルのページを作るには「テーマ」を自分で作る必要があると思います。その部分はまだ勉強していませんが、比較的容易なような気がします。やはり評判通り柔軟でとても使いやすいかな、と思います。

更に一般的な感想でいえば、最初からHTMLのファイルを一つずつ書いていく作業は、とても非効率で、早晩採用されなくなるのではないでしょうか。

ただし、このときはいつもCMSやPHPのバージョンが問題になりますので、なにかいい解決策が必要です。

誰か頭のいい人が解決するでしょう。

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