1月発表時は世紀の大発見と世界中を驚かせた、
小保方さんのSTAP細胞の研究はここにきて大批判の対象です。
しかし私はマスコミの小保方批判はとんでもないと思っています。
確かに論文には考えられないような誤りがあるようです。
しかし、私だったらと思うと、それもあるかも知れないと思います。
若くして、「細胞生物学を覆す大発見だ」と信じたとすると、
冷静さを欠いたというのは理解できます。
本当に世紀の大発見がどうか私にはわかりませんし、
この証明はこれから検証されるのでしょう。
今は本当かもしれないし、間違いかもしれないという段階です。
そして彼女に悪意がなかったとすれば、
勘違いでやっぱり間違いだったのか、やはり世紀の大発見かになります。
「悪意」ということが問題になっているようですが、
悪意とは、ありもしないと自分で認識していることをあったと発表することです。
彼女に悪意があったかどうかはわかりません。
TVの中継を見ている限りでは、悪意をもって論文を書いたようには思えません。
どちらにしても、この部分は彼女以外の人にはわからないことだし、
「自分で悪意はありませんでした」といっているのに、
「いや悪意があったろう」というのは時間の無駄というものです。
存在の検証がされればいいことであって、この部分はどうでもいいことです。
存在が否定されれば、私達からすれば悪意か勘違いかどうでもいいですし、
また存在が証明されれば、やはり大発見です。
これは、時間が答えをだすことです。
存在が証明できるのであれば、比較的早く結論がでるでしょう。
否定には時間がかかると思いますが、1年もすればわかることでしょう。
彼女は、STAP細胞を200回以上作成したといっています。
それに対して、一回の実験に1週間かかるのだから、
「200回の成功は時間的におかしい」というコメンテーターがいます。
何も知らないで、どうしてそんなことがいえるのか。
「1回の実験に1週間かかるから」といいますか、
なにも実験は一つ終了してから次の実験にとりかかるのでなく、
毎日次々と新たな実験にとりかかれば、200日でできるのであり、
1日2回実験をスタートすれば、100日で可能です。
そのことを誰も確認していないのに、
公の場で「それはおかしい」という方がおかしいのです。
実験ノートが少なすぎるという話もあります。
私はこのような実験・研究をしたことがないのでなんともいえませんが、
仕事をするとき、何事もきちんとメモを取りながら仕事する人もいますし、
湧き上がるアイデアに整理が追い付かなくて、次々次の作業に取り掛かり、
うまくいったところで、まとめて整理するという人もいます。
実験・研究ではそれはお行儀が悪いのでしょうが、
そのことを、これまた「研究」に無縁であった人間があれこれいうのは馬鹿な話です。
また研究者との名ばかりの研究者も5万といて、
それらの意見も何の役に立ちません。
私がいいたいのは、要するに「マスコミは喧しい」ということです。
今回不備がたくさんあったけど、少し時間をかけて検証すればいいだけの話です。
「なにもわからないやつがだまっていろ」といいたい。
そしてやはり「世紀の大発見であった」ことに期待したい。