O’reilly “Programming Entity Framework”

O’reillyの”Programming Entity Framework”を読み始めましたが、少し失望しています。

この本は余り真面目に書いていない。先に読んだ”LINQ in Action”(以下LIAと書きます)のように本の構成がしっかりしていなくて「やっつけ仕事」に思えます。順序だって解説をしていないのです。

例えばラムダ式についてもほんの数行しか記述が無い。
例えば、次のquery expression

string[] words = { “hello”, “wonderful”, “linq”, “beautiful”, “world” };
var shortWords =
from word in words
where word.Length <= 5
select word;

と、次のC#の式との関係の説明もない。
var shortWords =
words
.Where(word => word.Length <= 5)
.Select word;

このC#で、ドットで繋がったコードが何なのか、何の説明もない(LIAではC#3.0の拡張メソッドで、query operatorとして説明がある)。

こんなに分厚いのに、順序だった解説をしないで、色々な話題が次々に出てくる。私は先にLIAを読んでいたからいいけれど、初心者も読者の対象にしているという割には不親切な解説です。
長所はVS2008SP1にそって解説していますので、そのマニュアルと考えれば、及第というところでしょうか。
どちらにしても、今のところまだEntity Frameworkの解説書が殆どでていないので、消去法ではいけば「止むを得ない」というところでしょうか。

話が変わります。
パッケージソフトのマニュアルを作成したのですが、説明に貼り付けた画面画像が不鮮明でどうしたものかと悩んでいます。
画像が大きくて、そのままの大きさでマニュアルに貼り付けることが出来ないため、Photoshopで縮小していますが、縮小するとどうしても文字がつぶれてしまいます。
ソフトから起動するHelpは、マイクロソフトの仕様ではHTMLで作成しなければなりません。
ということは、画像はjpeg等のラスターデータになります。
従って、マイクロソフトがHelpの仕様を変えない限り、画像は縮小を変えないか、縮小すれば画像が不鮮明になるのは「しょうがない」と諦めるしかないと結論づけています(マイクロソフトはSilverlightを発展させてこの問題を解決してくれるかも知れない?)。

現在はマニュアルもHelpと同じようにHTMLで作成して、Pdfに変換していますが、Htmlにする必要はないので、こちらは「工夫した方がいいかな」と思っています。
TEXというUNIXの世界で使われていた無料のドキュメント作成ソフトがあります。インストールしましたが、フォントの設定が悪く、スムースに動作しません。ただし、問題はTEXを使って画像の問題が解決するかどうかです。

Pdfはベクトルデータですので、貼り付ける画像をPdfにする手はありますが、これも縮小の割合に限界があります。
まだ悩みは続いています。

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