学校 2

大津の中学校で少年がいじめで自殺した事件が大きく報じられています。

私は先生がどのような人たちか殆ど知らなかったのですが、
昨年1月頃近所の中学校と、
「学校のためにお役にたつことをやらせてください」、
「お願いします」というやりとりがあって、
こちらは色々調査して報告したのですが無しのつぶてです。
何度か改善を申し入れたのですが改善されず、
遂に私は業を煮やし、これではやっていけないと、
その間のことをブログに書きました。

後日談があります。

それから3ヶ月くらいして8月ころ担当教師から突然
「例の件お願いします」のようなメールがきたのです。

このノー天気なぶしつけにさすがに腹をたて、
私は「話はこれまでの不誠意を謝罪してからだ」と返事しました。

先方からは謝罪してきましたが、結局中学校でのお手伝いは止めました。
次世代を担う子供たちの役に立ちたいと思っていたのですが、
まったく予想もしなかったことでダメになったことを大変残念に思っています。

 

そして今回の大津の事件。

文部省が悪いとか親が悪いとか、
先生が忙しすぎるとか、
先生に同情的な批評もありますが、
何よりも先生がひどいと思います。

先生はなによりも弱い子供がいれば、
全てに優先してその子に寄り添うことが最重要ではないか。

そうすることが、文部省や親と対立するなら、どうしてそれらと対決しないのか。

 

しかし今回の事件も教師だけがひどいのではありません。
親たちも警察もひどいのです。

前回のブログで「和をもって尊しとなす」という社会規範は、
日本人が自分の考えをなくし、自己主張をなくした大きな要因になったと書きました。
そしてもう一つ大切な正義感もなくしたと思います。

この事件は特殊な人たちの特殊な事件ではありません。
現代日本人の縮図です。

普通の日本人が場合によってはあるいは立場によっては、
大津の教員と同じ行動をとるのです。

おそらく先生は本来気持ちの優しい人が多いと思います。
しかし優しいからといって、
将来を担う子供を預かっている身であれば、
生徒を導く哲学や正義感のない行動が許されることではありません。

教師は、教師という村社会の中で、
考えることをやめ、行動することをやめ、
文部省や日教組のいうこと(自分に都合のいい部分のみ)を忠実に守り、
子供のことよりも、自分の生活を最重要にしていると思います。

学校を救うとは、単に教師を批判するだけではなく、
彼らを反面教師として、
日本人一人ひとりがにしっかりした価値観をもち、
身の回りで正しいと思うことを主張し、
行動することから始めなければいけないと思います。
そして最終的には日本人の再構築が必要だと思います。

 

追。
本日のヤフーでみると、大津の中学校に抗議の電話が殺到しているそうです。
これもまた、「いじめ」と思いませんか。(2012/7/22)

 

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