LINQ をどうするか 2

いつまでも勉強している訳にもいかないので、我々としてのLINQの評価をしなければいけません。

結論からいえば、LINQの採用は最小限にすることにしました。

理由は、LINQはDBへの問い合わせあるいは更新等(CRUD)については、だいぶ機能がそろっていると思いますが、これらのデータの表示については柔軟性に欠けると判断したからです。

LINQのサンプルとしては読み込んだデータをDataBindでコントロールに表示する例が載っています。しかし私たちはDataBindingを採用していません。ADO.NETの最初期に私たちも一度この採用を検討したのですが、おそらくバグと思われる異常な動きをするため使うのを断念しました。

そのためDBから得た情報をコントロールに表示するとき、すべてFormatし、逆に画面データをDBに書き込むときにはすべてParseしてからDBに書き込んでいます。LINQは遅延読み込みをしているのも一因だとおもいますが、LINQでよみこんだデータを効率よく体系的に(私たちのソフト資産を生かして)FormatなりParseなりをする方法を考えつきませんでした。

また、私たちは米FarPoint社のSpreadを多用していますが、FarPoint社のLINQ DataBindの対応がイマイチなのも理由の一つです。

これらの理由から私たちはLINQを全面的に採用するには時期尚早と結論しました。

便利に使えるところは使いますが、全面的には使わないことにいたしました。

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