もう、私の人生でJavaを使うことはなかろうと、
Javaの参考書を処分することにしました。
嘗て、サーブレットやデザインパターンも一生懸命勉強したのですが、
Javaは基本的に大きなWEBシステムの開発には使うが、
Windowsの世界では使わないし、私が実務で使う機会はなかろう。
第一、私が持っている本は、古いものは15年も前のものだから、
「用済み」と考えました。
ベーシックな教科書を2,3冊残して、
参考書を「処分予定」として部屋の片隅に積んでおきました。
処分品をまとめて部屋の一か所に暫く積んでおくのが、
私流の断捨離の方法です。
そこを通りかかりながら、「やっはり取っておこう」と思わなければ、
最終的に処分します。
その期間は長いときには1年にもなりますが、それでもいいのです。
さて、そんなわけで、Java関連の本を10冊ばかり、
暫く積んでいました。
が、夏、「Androidをやろう」と気持ちを変えました。
Androidなら、個人でもプログラミングの機会があります。
積んでおいた本をもう一度見直しです。
5年くらい前に、
「Androidプログラミング入門」(ASCII 2010)を買って少しだけ 触ったのですが、
なんだかかったるくて、ほとんど何もやらないで終わっていました。
今回、大津真著「Javaからはじめよう Andoroidプログラミング」(インプレス 2015/8/1)を買い、
参考プログラムを自分でも書きながら読んでみました。
この本は、最初Javaのおさらいがあって、
その後最新の[Android Studio]を使いながら、
基本的なAndroidのプログラミングをわかりやすく解説しています。
以前、Javaの開発環境はEclipseでしたが、
今はGoogleが無料で提供する[Android Studio]を、みなさん使っているようです。
少し、勉強したので、現時点での感想を書きます。
まず、開発環境[Android Studio](以下ASと書きます)はよくできていますが、
Microsoftの[Visual Studio](以下VSと言います)に比べると、今ひとつ生産性が悪いです。
アプリケーションの一つの画面に一つのクラスが対応していて、
ここに表示用のTextView(VSではTextBox)、Button等のウィジェット(VSではコントロール)を配置していくのは、ASもVSも同じですが、この先が違います。
VSでは、画面に配置されたコントロールの名前は画面クラスの中でそのまま使えるのですが、
ASではウィジェットにグローバルなIDをふり、
画面クラスではそのIDから該当するウィジェットを探し出してから、
値をセットしたり、イベントハンドラを定義したりします。
ある意味一寸したことですが、意外に煩わしい感じがします。
言語の問題では、Javaにコレクションが少ないのと、
構造体や列挙型がないのもプログラムの生産性を悪くしています。
画面同士の情報のやり取りも、面倒です。
まだ十分理解していませんが、インテントやサービスがAndroidの重要機能です。
この辺は、Android特有の考え方であり、煩わしい部分です。
1週間勉強すれば、概要は理解できると思います。