月別アーカイブ: 2013年03月

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コーちゃんの自転車

先日コーちゃんの母親から、
「今日自転車教室にいきました」というメールと、
コーちゃんが自転車に乗っている動画を送ってきました。

「僅か30分の練習で自転車に乗れるようになって、
周りの大人も驚いていました」とのこと。

私たちが小さいころは、子供自転車そのものがなかったので、
おそらく小学生の高学年か中学生になって練習を初めたと思いますが、
昔の自転車は全部フレームが三角形のパイプで、
サドルに腰掛ければ足がペダルに届かないので、
曲芸みたいな斜め乗りをして、何度も何度も転びながら、
何日もかかって自転車乗りを習得したものです。

とても30分で自転車に乗れるようになるとは考えも及びません。

コーちゃんが練習を初めて30分で自転車に乗れるとは驚きですが、
その前に半分腹を立てていました。
コーちゃんにペダルがない[ランニングバイク]を買ってやってのは2年も前のことで、
そのことはこのブログで書きました。
[ランニングバイク]を買ってやってのは、当然自転車の前段階の乗り物として、
バランス感覚を養うのに役立つと考えてのことです。

自転車は幼稚園の入園のお祝いに昨年買ってやったのですが、
すぐにでも補助輪を外してやってほしいと思って、
息子に何度か「補助輪をはずしてやってくれ」といったはずです。

今コーちゃんは4歳半を過ぎたところですが、
「補助輪を外していれば、もうとっくに自転車にのっていたのに…」

私はコーちゃんの運動神経のよさを完璧に信じています。
コーちゃんが補助輪を外して、
ヘルメットをかぶって颯爽と自転車にのっていることを想像していたのです。

腹を立てたのは、息子たちが早く補助輪を外してやらなかったことについてです。

それでも、
「それにしても練習30分で自転車に乗れるようになるとは…」、
「ふむふむ、さすが」と私の判断に狂いがなかったと、満足しています。

もちろん電話してコーちゃんに最大級の賞賛のことばを伝えました。

 

2週間くらい前にコーちゃんから、
「僕、19級から18級になったよ」と、とても興奮して電話がかかってきました。

コーちゃんは今年から私たちの勧めで水泳を始めたのです。
水泳をやるのはいろいろな意味でいいことなので、
躊躇する息子達に半分強制して、コーちゃんを水泳教室に入れさせました。

水泳教室の19級がどういうものか、そして18級がどういうものか知りませんが、
「よかったね、すごいね」とこの時も最大級の賛辞をあびせました。

小さいときから、
小さなことでもいいので達成感を味わってほしいと思っています。

 

九州にいる義母が2年前に心臓発作を起こし、2か月入院したのですが、
同時に腎臓も悪くしたので、
その後も食事が大変です。

心臓にはカリウムが必要ですが、
腎臓にはカリウムが大敵のようです。

食事のバランスがとても微妙で、
このような状態では妻は義母のもとを離れることができなくなりました。
すなわち我が家にかえることができません。

幸い、LCCで飛行機運賃が安くなったので、
私は千葉から、コーちゃんたちは静岡から九州に集まることにしました。

私は昨日九州に入り、
明日はコーちゃんと弟のアキちゃんとお母さんとがこちらに来ます。

昨年一度九州でみんなで会いましたが、
それからおよそ半年ぶりで会うことになります。

私たち夫婦も義母も彼らの成長を楽しみに待っています。

 

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コーちゃん。公園で
コーちゃん。公園で

4月1日、公園のサイクルロードを駆けました。
3回目の自転車です。
ハンドルが時々グラグラしますが、
1ヶ月もすれば、スイスイ乗りこなすことでしょう。

きゃりーぱみゅぱみゅ

「きゃりーぱみゅぱみゅ」の名前は知っていましたが、特に関心があるわけでもなく、どういう人物か見当もつきませんでした。

先日ゴルフの帰りに車のラジオをつけたら、とても気になる曲が流れ、これが「きゃりーぱみゅぱみゅ」の歌だと初めて知りました。

それから2・3日後に、新聞の「別刷り特集」というのがあり、この中で彼女が大きく取り上げられています。初めてその風貌を知りました。

YuTubeで検索しました。ライブの動画を観ましたが、最初それほどいいとはおもいません。

ラジオで聞いた曲を探し出し聞きました。「にんじゃりぱんぱん」です。奇妙な歌ですが、なぜか引き込まれて何度も何度も聞き返しました。(ここをクリックすると動画をみることができます)

「情熱大陸」というTV動画をみると、彼女の人間性を垣間見ることができました。

彼女の主張がまずあって、それを生かす形で周りが、コーディネートしているようです。周りの人たちが彼女の持ち味を十分引き出していると思います。プロモーションビデオ(PV)とかを何本か見ました。今世界中でブレイクしているようです。

多くは派手派手衣装で、ハイテンション、ハイスピードの曲です。彼女は唄いながら飛び回っています。歌はうまいのか下手なのかよくわかりませんが、ダンスはなかなかのものだと思います。

歌もさることながら、モデル出身の彼女のファッションが何よりも彼女らしいのでしょう。自分が可愛いと思うものを流行やブランドや常識にとらわれることなく身に着けます。基本は「可愛い」ですが、必ずグロテスクな部分を入れます。型破りのファッションですが、誰が何と言おうとそれが彼女流です。

この「誰が何と言おうと自分流」を通すところが、多くの若い人から支持されるのでしょう。

YouTubeで彼女が日本のスタジオにいて、世界各国のファンとインターネットで会話するビデオがありました。この中で確かスエーデンの気の弱そうなな女の子が、
「自分に自信がもでなくて、どうしたらいいのか」と泣きながら、「きゃりー」に質問していました。

「きゃりー」は「自分流をやればいいのです」のようなことをアドバイスしていました。

アナーキーです。

レディ・ガガや古くはスペインの画家サルバドール・ダリに通じるものがあります。彼女の生き方はある種哲学的です。

彼女のよさは、エログロが前面に出るのではなく、基本は「KAWAII=ハッピー」で、それに少しのグロが入るところでしょう。ここに「わたしは、ただの可愛い子ちゃんではない」という強い意志が感じられます。

複雑な現代社会で自分を見つけられない若い人たちに、「自分流でいいのだ」というメッセージを発信しているところに、世界中で共感をよんでいるように思います。深読みでしょうか。

いずれは忘れられるのでしょうが、これから先何年世界の注目を引いているでしょうか。

小熊英二・姜尚中編集「在日一世の記憶」

私は政治家ではないし、朝鮮問題の研究者でもありませんので、自分が納得するだけの勉強をして韓国論を卒業したいと思います。

今回私はおよそ30冊の韓国論の本を読み、事の本質は理解したつもりですが、それにしても何か片手落ちのような気がしていました。それは生身の[在日]の人たちの実際はどうだったのかということです。

小熊英二・姜尚中編集「在日一世の記憶」(集英社新書 2008年)を読みました。1910年(明治34年、日韓併合の年)頃から1930年代に生まれ、日本と深くかかわった52人の在日の回顧録です。

この時期、特に先の大戦が始まってからは、狂気の中で、日本人は死を賭して貧しく苦しい時代を生きましたが、朝鮮人もまた過酷な人生を歩んできたことがよくわかります。ここで語られている人生はどれも、小説や映画になるような激動の人生です。

とはいえ、これらの人々はまだ恵まれた人たちかもしれません。多くはキリスト教の伝道師になったり、総連等の役員になったり、それなりの人生に光を観た人たちといえるでしょう。

大多数の朝鮮人は、これほどにしたたかに生きられないままに歴史に消えていったのでしょう。

この本を読んでつくづく思うのは国の為政者の責任です。韓国で言えば朝鮮王朝の無能さ愚劣さと、一方の日本の軍国主義の暴走です。

北朝鮮の現在の政治体制は、李氏朝鮮と同じことだとは多くの本が指摘していますし、私も「そうなのだろう」と思います。

しかし、今になってそのように指摘することは簡単なことですが、世界の激動のなかでまた国の強権体制のなかで、それに異を唱えることは容易なことではありません。

この本で語られていることがすべて事実であったかどうか、検証が必要かもしれません。「日本人が朝鮮人の農地を奪ったので、やむを得ず朝鮮人は日本や満州に移住した」のような話がありますが、私が読んだ本では別の見方をしています。[在日一世]もこの時期幼少だったでしょうし、自身の経験というより親から聞いたことでしょうから、思い違いがあるかもしれません。

彼らの回顧録には間違いや誤解があるかもしれませんが、彼らがそう思ってきたことは事実でしょうし、過酷な人生を強いられたことも事実でしょう。

今回読んだ本の中で、イザベラ・バードの「朝鮮紀行」と「在日一世の記憶」に最もリアリティを感じます。イザベラの記述も大英国帝国の知識人としてのフィルターを通した認識ですし、[在日一世]も生身の彼らが感じたことからの認識です。それぞれの立場からの認識ですが、自身の経験の吐露であり、その限りでは事実です。

国のあり方についての議論と、庶民が受けた苦労は別次元での議論が必要だと思います。

[在日]との関係では、庶民レベルでの相互理解が何よりも重要だと思います。彼らは日本で生きていくのであれば、この本で語られているように、それぞれの思いや経験を冷静に発言し、日本人は彼らへの同情と思いやりを寄せ理解しあったうえで、半島出身者は朝鮮・韓国系日本人として、日本のために生きていくしかないのではないでしょうか。(もちろん日本人としての義務や覚悟も求められます)日本国籍をいつまでも取らないでいては、問題は解決しないと思います。

アメリカの日本人が大戦中は、アメリカのために戦い、日系アメリカ人として生きているようになるしか、平穏な関係は作れないと思います。

concrete5

以前書きましたが、ホームページの作成にCMS(Content Managemente System)を使っていると、厄介な問題が発生します。

多分世の中のすべてのCMSは、Web Server(大抵はApache)や開発言語(PHP)やデータベース(MySQL)に依存しています。

CMSは当然といえば当然ですが、日に日に新しくなります。新しいバージョンのCMSは新しいバージョンのWeb ServerやPHPやMySQL上で動作します。

旧バージョンのCMSがサポートを終了し、特にセキュリティ上の問題が起こると、結局CMSの新しいバージョンに更新しなければいけません。

このとき多くの場合、Web ServerやPHPやMySQLも新しくしなければいけません。専用のサイトであれば問題は少ないかもしれませんが、共用サーバーを使っていると、コンピュータの全面引っ越しが必要になります。

このサイトは現在、JoomlaとWordpressを使っていますので、何れ引っ越しが必要になります。

その準備として、今評判のconcrete5を使ってみました。この際最新のバージョンでテストしたいと、「Winodows 7」上で「XAMPP 1.8.1」および「concrete5 5.6.0」をインストールしました。

「XAMPP 1.8.1」上のWebサーバー等のバージョンは以下の通りです。

Apache 2.4.3
MySQL 5.5.27
PHP 5.4.7

この上で「concrete5 5.6.0」は問題なくインストールできましたが、ここで一つ問題が起こりました。「concrete5」の参考書が極めて少なく、英語の「concrete5 Beginner’s Guide」(PACKT)が、たぶん唯一の教科書ですが、この本は「concrete5 5.4」を使っているので、「concrete5 5.6.0」とは内容がだいぶ違っています。

そのため読みながら、コンピュータで確認するという作業がスムースに進みません。まだ2章をざっと読んで、そのあとの部分をパラパラと概観している状態ですが、とりあえず、現状での感想を報告します。

これまで私が経験したCMSは、XOOPS、Joomla、Drupal、Wordpressです。このうちWordpressは、最近はCMSとしての売り出しているようですが、あくまでブログ用ツールと考えた方が無難かな、と思います。

XOOPSは以前にも書きましたが、ドキュメントも悪く、統一性がないので、私の印象は良くありません。

JoomlaもDrupalも新しいバージョンがリリースされていますので、改良が進んでいますが、私が使った印象では、Joomlaは使うのが簡単だが制約が多いかな、Drupalは柔軟だが使いこなすのに経験が必要かな、というものです。

concrete5は、作業が視覚的に進み、面倒な下準備のようなものがありません。
勿論サイトへのアクセス制限があり、サイトの管理者、ページの編集者、一般のビジターの区別ができます。

オリジナルのページを作るには「テーマ」を自分で作る必要があると思います。その部分はまだ勉強していませんが、比較的容易なような気がします。やはり評判通り柔軟でとても使いやすいかな、と思います。

更に一般的な感想でいえば、最初からHTMLのファイルを一つずつ書いていく作業は、とても非効率で、早晩採用されなくなるのではないでしょうか。

ただし、このときはいつもCMSやPHPのバージョンが問題になりますので、なにかいい解決策が必要です。

誰か頭のいい人が解決するでしょう。

今回読んだ韓国本

今回韓国について下の本を読みました。
初版の出版年順に並べました。韓国側視点からのしっかりした反日なり韓国論なりを読みたかったのですが、その意味でバランスのとれた韓国論は、李栄薫「大韓民国の物語」だけでした。現在の韓国「国定」歴史観を読むことができませんでした。

イザベラ・バード 「朝鮮紀行」 (講談社学術文庫 原著 1898年)

李御寧 「『縮み』志向の日本人」」 (講談社学術文庫 1982年)

呉善花 「スカートの風」 (角川文庫 1990年)
つかこうへい 「娘に語る祖国」 (光文社文庫 1990年)
朴泰赫 「醜い韓国人」 (光文社、1993年)
田麗玉 「悲しい日本人」 (たま出版 原著タイトル「日本はない」 1994年)
古田博司 「朝鮮民族を読み解く」 (ちくま学芸文庫 1995年)
鄭大均 「韓国のイメージ」 (中公新書 1995年)
鄭大均 「日本のイメージ」 (中公新書 1998年)
金文学、金明学 「韓国人に告ぐ」 (祥伝社 黄金文庫 1999年)

崔基高 「韓国 堕落の2000年史」 (祥伝社 黄金文庫 2001年)
鄭大均 「在日韓国人の終焉」 (文芸春秋、2001年)
黄文雄 「中国・韓国が死んでも教えない近現代史」 (徳間文庫 2002年)
金完燮 「親日派のための弁明」 (草思社、2002年)
崔基高 「日韓併合の真実」 (ビジネス社、2003年)
呉善花 「私は、いかにして『日本信徒』となったか」 (ワック 2003年)
鄭大均 「在日・強制連行の神話」 (文春新書 2004年) 「新書」
崔基高 「歴史再認識 日韓併合」 (祥伝社 黄金文庫 2004年)
木村幹 「朝鮮半島をどうみるか」 (集英社新書 2004年)

山野車輪 「嫌韓流」 (普遊舎 2005年)
朴一他 「『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ」 (コモンズ、2006)

李栄薫 「大韓民国の物語」 (文芸春秋、2009年)

呉善花 「韓国併合への道 完全版」 (文春新書 2012年)
浅羽裕樹他 「徹底検証 韓国論の通説・俗説」 (中公新書ラクレ 2012年)
黄文雄 「日本人はなぜ 中国人、韓国人と これほどまで 違うのか」 (徳間書店 2012年)
拳骨拓史 「朝鮮人に不都合な半島の歴史」 (PHP 2012年)

書籍ではありませんが、インターネットで以下の「樹懶庵じゅらいあん」というページは、原典にそって冷静に議論しています。とても信頼できるサイトだと思います。

http://www7.plala.or.jp/juraian/index.html