月別アーカイブ: 2012年09月

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アメリカの思い出 家族と

春になって、その年の4月には大雪が降りましたが、
アパートを借りて日本から家族を呼び寄せることにしました。
息子たちは4歳と2歳前で、丁度今の孫達と同じ年頃でした。

ピッツバーグまでの適当な便がなかったので、
妻は幼い息子二人を連れてロス経由でシカゴにやってきました。
私はピッツバーグから飛行機で迎えに行き、
シカゴ空港からレンタカーで確かミシガン湖に近いホテルまで移動しましたが、
これまでピッツバーグの郊外でどうにか練習していた若葉マークにとっては、
シカゴの高速道路はとんでもない世界で、完全にパニクッていました。

妻にナビゲートさせ、
「右はどうか」
「後ろはどうか」
と緊張しっぱなしだったと覚えています。

 

渡米の目的は、受け入れてもらったカーネギー・メロン大学の研究室で一生懸命勉強し、
同時に少しでも研究室の役に立ちたいと意気込んでいたのですが、
肝心なところでは立ち入り禁止です。
それくらいなら大して得るところもなく、
日本の研究所でやっているのと同じなので、
ドライブであちこち行ったり、旅行をしました。

後で教授から、
「当時軍の仕事をしていたので、仕事の中に入れることはできなかった」
のような手紙がきました。
教授は3DーCADの研究をしていましたので、
湾岸戦争で夜間空爆のTVをみたとき、
「このシステムに関与していたのかも知れない」と推測しています。

アメリカでは大きな旅行を3度しました。

一度はピッツバーグからワシントンまで、
二度目は同じくピッツバーグからカナダのモントリオールまで、
三度めは帰国途中のサンフランシスコ、ロサンデルス、ハワイのスピード旅行でした。

旅行はいずれもドライブ旅行でしたが、
アメリカの美しく広大な自然と土木技術の素晴らしさに驚嘆しました。

 

志に反して時間を持て余し、ドライブ旅行を楽しみましたが、
考えてみれば、凡庸な青年であった私が、
一念発起して、「勉強しよう」と覚悟をきめてから、
およそ15年学び研究することだけにベストをつくしてきましたので、
このアメリカ滞在は神様がくれたご褒美だったと思っています。

一生に残る思い出となりました。

アメリカの思い出 運転免許

アメリカに勉強にいって、もう35年にもなります。
当時、日本はまだ発展途上で、為替レートは170円程度でした。

当時私は東京で働いていましたので、
公共交通が発達していて、
特に自動車免許が欲しいと思ったことはなかったのですが、
「せっかくアメリカに行くのなら免許をとったら」
と同僚に勧められて、
アメリカに行ったら免許を取ることにしました。

自動車免許は州で管理していますので、州によって取得の難易度が違うようです。
私が行ったのは、ペンシルバニアのピッツバーグです。
ペンシルバニアは免許は難しい方だということです。

免許を取る前に車を買いました。
買うとなれば一刻も早くマイカーがほしかったのだと思います。

アメリカでは個人で小さな新聞広告を出します。
マーキュリー・マーキーという7年落ちの車を確か1300ドル程度で買いました。
当時のアメ車はとても大きくて、
特にこの車はフルサイズと言われるもので、
横幅が約2メートル、長さが6・7メートル、
排気量は600CC程度だったと思います。

当時はまだ安ホテルに宿泊していましたので、
この大きな車をホテルの駐車場に置いて、
「早く乗りたいな」と毎日眺めていました。

自動車を買っておいて、免許を取るべく行動を始めました。
警察にいって小冊子をもらいます。
巻末に50問程度の問題が載っています。
たとえば、「時速何マイルで走っていてブレーキをかけると、停止までに何ヤード進むか」
のような実用的な問題です。

この問題集を勉強して、試験場に行きます。
口答試験があって、試験官が3つの問題をだします。
それに合格すると仮免許を呉れます。

この仮免許を持っていれば、
自分の車でも誰の車でも、隣に免許保持者が座れば、街中を自由に走ることができます。

私はアメリカに知り合いがいませんでしたので、
Driveing Schoolに行くことにしました。
といってもそこに練習場があるわけでなく、
Driveing Schoolが迎えにきた車にのって、街中をぐるぐるまわるだけです。

車の練習で走りやすい場所をまわります。
ピッツバーグは古い町で、高級住宅地も走りやすいので恰好の練習場です。
車窓からみる住宅は巨大な屋敷でお城のようです。
巨木に囲まれた、石造りの建物はいったい何部屋あるのか想像もできません。
「アメリカのお金持ちは桁違いなのだな」と感心しました。

Driveing Schoolでは何も教えてくれません。
運転の初心者はコーナーを回るのに、
どこでハンドルを切ればいいのかタイミングが分かりません。

隣に座った教官に、「ハンドルをどこで切ればいいか」を聞きますと、
「やってみろ」といいます。
わたしがともかく街角でハンドルを切って見せますと、
「それでいいのだ」というだけで、それ以上なにも教えてくれません。

そうこうしているうちに、
教官が「免許をとりにいってみろ」といいます。

街外れの試験場に行くと、試験官が横に座って、
「回ってみろ」といいます。

私は何も教わっていないままに、ただただ運転を失敗しないように、
集中しています。
すると、試験官が「あそこにストップの看板があったろう」というようなことで、
落とされました。
それはそうだと思いましたが、車の免許を取りに行ったことがない人間にしてみれば、
そのようなことが採点のポイントだとは知りませんでした。
Driveing Schoolで「試験のポイントくらい教えてくれよ」と釈然としない気持ちでした。

合格すると、仮免にスタンプで合格印を押してくれます。
即、街中で運転することができます。

考えてみれば視力検査等もなく(あったかも知れませんが、記憶にないくらい簡単だったかも)、
免許費用も2,3千円だったと思います。
アメリカらしく到ってシンプルでした。

ところで大きな車を初心者が乗りこなすのは大変でした。
左ハンドルで車の右端がどの位置にあるのか、
信号待ちでは長い鼻先がどこにあるのか、
広い無人の駐車場を見つけては、何度も何度も車から降りて確認したものです。

一人暮らしで時間を持て余した時は、練習を兼ねてよくピッツバーグの郊外をドライブしました。
アメリカの道はどこも歩道があって、日本とは比べ物にならないほど走りやすいです。

高速道路も整備されていて、しかも高速代もとても安いので、
車窓からでしたが、アメリカの風景を楽しみました。

チョットだけ WordPress

このブログを始めて3年を超え、
記事も150回近くになってきました。
初めは気楽にポチポチ書いていたのですが、
だんだんまとまった記述になってきて、随筆でも書いている風です。
(随筆路線を守るのもきついですが)

さて、このブログはWordpressを使っています。
WordPressのユーザとしては3年の経験ですが、
6月のブログでも書きましたように、Wordpressの中身は殆ど知りません。

[最近の投稿]で表示する数を最初はデフォルトで確か30くらいにしていました。
ブログが増えるに従ってこの設定も増やしてきましたが、
100とか200とかにするのもミットもないと思います。

HtmlのTEXTAREAのように幅と高さを固定すると、
はみ出した部分はスクロールして見えるようにしたいと思いました。
いちWordpressユーザとしては、どのようにすればそれが実現できるのか、
プラグインをいろいろ調べたのですが、
分かりません。

WordPressの日本サイトのフォーラムに投稿しました。
するとすぐに「こうしたらいいよ」というPhpのコードを教えてくれた人がいます。

ところがそのコードをどこでどのように使ったらいいのか分かりません。

何回かやりとりをしているうちに、
[最近の投稿]を記述しているHtmlのCLassを簡単に知ることができると気づきました。

あとはスタイルシートでこのCLassの高さと幅を設定し、[overflow:auto]とすれば、
期待通りのスクロール付きの[最近の投稿]を作成できました。

2週間位前からこの形の[最近の投稿]を使っています。

今回フォーラムで直接解答を得たわけではありませんが、
インターネットの世界では、疑問を適切なところに投稿すれば誰かが反応してくれますし、
そうでなくても「探し物をするにはインターネットほど便利なものはない」
とありがたく思ってます。

富士通 [FMV ESPRIMO FH77]

所要で福岡の妻の実家に行きました。
博多から1時間半近く入ったところです。

今回、福岡までの往復にJetstarを使いました。
往復運賃は1万円強ですが、
よくよく見ると必要ない金が請求されていたり、
結局1万5千円位の費用です。

成田ではチェックインすると飛行機(Airbus)までバスでいき、
博多では飛行機から階段で地上に降りて、数100メートル歩かされます。
座席は思ったほど狭くはありませんでしたので、
「これなら特別不満を言うこともない」。
「気楽に使えていいか」。
と思っています。

実は、今年は2月に一度行ったのですが、
アパート暮らしの私にとっては冬の一軒家はとても寒くて参りました。

今回はチョット草取りをしましたが、
蚊に襲われこれまた参りました。

都会暮らしの人間はひ弱なものです。

 

さて妻が「使っているコンピュータの具合が悪いのでみてほしい」というので、
調べ始めましたが、Cドライブの空きが1G程度しか残っていません。
不調の原因は少ない空きのせいかと色々Tryしたのですが、先に進みません。

ハードチェックをするとHDDハードエラーです。
富士通の正規製品なので富士通に問い合わせると、
ディスクの交換に5万円かかるというので、
それくらいならと、新しいコンピュータを買うことにしました。

妻が一人で使うので、サポートの継続性を考慮して、
富士通の[FMV ESPRIMO FH77]を購入しました。

CPU:インテルi7、メモリ:8GB、HDD:2T、ディスプレイ:23型ワイドフルフラットファインパネル。
HDDやメモリ等はすべてディスプレイと一体で組まれています。

OSは[Windows 7] 64bit版です。

セットアップは至って簡単で、
インターネット接続もプロバイダの認識も自動です。

印象です。

画面も大きくなったし、
「とてもユーザフレンドリーで、至れりつくせりだな」という印象です。

ケーブルが本体の電源ケーブル一本だけで、とてもすっきりしています。
キーボードは薄型のワイヤレスです。もちろんマウスもワイヤレスです。

テレビも観え、録画もできます。

カメラがついていますので、
実験していませんが、Skypeも動作すると思います。

またカメラはユーザを監視して、一定時間コンピュータの前を離れるとスリープするようです。

どれほど効果があるのか分かりませんが、
空気清浄器(イオン放出)がついています。

2TBのディスク容量は、妻が使うには十分です。
妻はExcel等のファイルをどこに保存したか、よく大騒ぎしていましたが、
[Windows 7]では、ライブラリーでファイルやフォルダーを一元管理できますので、
これもアマチュアには助かる仕組みです。

UNIXでは大昔からディレクトリーのリンクというのがあり、
どこでも[Windows 7]のライブラリーと同じような処理ができます。
UNIXは歴史的にはコマンドベースのOSでアマチュアには使いにくいですが、
確かによく考えられています。

メーカー製品で困るのは、宣伝を兼ねたどうでもいいソフトが沢山ついていて、
とても煩わしいのですが、
[FMV ESPRIMO FH77]では比較的そのようなソフトが少なく、
「多少スマートになったかな」と思います。