リファクタリング

Windows95以前のプログラミング環境(汎用コンピュータもUNIXもMS-DOSも)、CやFortranのプログラムでは、変数名の長さは8文字以内の英数字に制限されていました(後でしらべたらCの変数名の長さ制限は31文字でした。昔のことはどんどん忘れます)。
ルーティンが大きくなったり、グローバル変数が多くなると、変数名の命名規則をしっかりしていないと、変数名が足りなくなります。
そのためどうしても意味の無い規則的な変数名になります。

Visual Studioの開発環境になって変数名の長さに制限がなくなり日本語も使えるようになりましたので、変数名の命名が容易になりましたが、その分変数や関数の命名がぞんざいになりがちです。

まだ冬の並木です
まだ冬の並木です

コーディングについては、Steve McConnellの[コードコンプリート]は示唆に富んだとてもいい教科書です。
だけど、それはそれとして、それも鵜呑みにしないで自分流の命名をしたい([コードコンプリート]は英語でのプログラムを想定しているので、大文字と小文字の使い分けを利用しているが、日本語ではそうはいかないから、[コードコンプリート]を100%踏襲できない理由でもある)。
さりとてもちろん無機的で規則的な名前にしたくない、という気持ちがあります。
しかし結果として未だにいい命名ができなくて、はっきり言って統一性のないコードで、ブログでひと様にお見せできるようなコードではないのですが、恥を忍んで仕組みとしてのコードをこのブログでご紹介しています。

さて、そんな中でとても重宝しているのがVBプロパーのリファクタリングの機能-変数名、関数名等の変更用の[名前の変更]です。
またVBでは[DevExpress]の[Refactor!]が使えます。
[Refactor!]では、メソッドの引数並びの変更や変数宣言の位置の変更ができます。
メソッド名、コントロール名、変数名等をどこか一箇所で変更すると、プロジェクト全体にわたって変更してくれます。
同じく引数並びを変更すると、プロジェクト全体で変更してくれます。
これだけでもコードを見やすくするにはとてもありがたいツールです。

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