コンピュータを作りました

私がメインで使っているのは、HPのPavilion[Intel i7]Windows 8です。

このコンピュータには日常の生活で使う、メールや個人的なドキュメントを入れていて、これ以上ごちゃごちゃしたくないので、開発環境を入れないようにしています。

開発は5年位前に組み立てた[Intel i5 + MSI GD55]コンピュータを使っています。このコンピュータには、SATAタイプのリムーバブル・ディスクを入れて、原則、1プロジェクト=1HDDにしています。

すなわち、プロジェクト毎にディスクを変え、プロジェクト専用のOSや開発環境を作っています。
だから、プロジェクト同志で開発環境が干渉することはありません。

開発はこれでいいのですが、少し困るのは、開発したプログラムをテストするコンピュータが必要なことです。
テストは、Win7、Win8、32bit、64bit等色々やらなければいけません。
これもHDD一本では不自由です。

10年以上前に、
同じようにリムーバブル・IDEディスクを使ったコンピュータを自作して長い間使っていたのですが、VISTA以降ではグラフィック・ドライバーが対応しなくなったり速度が遅かったりで、使用に耐えられなくなり、廃棄することにしました。

そのほかに、これも古くてよたよたしているノートパソコンと、不明の故障で突然ダウンするDellがありますが、これらはいずれも、使い勝手やスピード等でテスト機として、信頼して使えません。

それでもなんとかやりくりしていたのですが、開発用の[MSI GD55]でWin7からWin8にアップグレードすると、画面が乱れて使えない現象が起きました。

色々やったのですが、「この開発用コンピュータにも限界がきたかな」と、もう一台コンピュータを作ることにしました。

今使っている[Intel i5 + MSI GD55]が遅いので(4枚のメモリの設置方法が間違っていたようで、それが遅い一因だったかもしれません)、CPUはi7、メモリーは16Gにしました。

グラフィック・ボードは高価だし、OSによってドライバーの更新をしなければいけない。
私はゲームをするわけではないので、専用グラフィックボードは必要ない。
CPUがある程度のグラフィック機能を持っていれば十分、と[Intel Core i7 4790 LGA1150]を選択しました。

ボードはWebで評判をみて、[Asus H97-PRO]にしました。

ケースは[Fractal Design Define R5 Titanium]で、これに[ラトックスシステム SATAリムーバブル]を組み込み、これまでと同様リムーバブル・ディスクを使用して、開発環境を変更できるようにしました。

リムーバブル・ディスクは従来品と同じにして、MSI・SATAとの互換性を持つようにしました。

MSI・SATAに組み込んだディスク・ラックの小さいファンがうるさくて、遂にはファンを取り除いた経験がありますので、その点恐れていたのですが、今回のAsusにつけたディスク・ラックは全く静かで、「以前のは何だったのだ」と不信に思っています。

さてすべて組立ましたが、筐体はとてもおおきく、内蔵ディスクは全部で10個程度組み込むことができるし、水冷にもできるようになっているので、私が入れたCPU、マザーボード、メモリ、電源、それにDVDとディスク・ラック各一つでは、中はガラガラです。

前面全体を覆う扉がついていて、使い勝手から、右ヒンジに変えました。大きなファンが前面と後面についているので、しかも不要な中の棚を全部取ってしまったので、風の流れを気遣う必要はなく、筐体の中が熱くなる心配は全くありません。

このコンピュータは筐体が大きいことを除けば、静かで、高級感があり、満足しています。

ただし一つだけ問題が残っています。このコンピュータにAndroidをインストールしたのですが、Emulatorが動作しません。

マザーボードの設定に問題があるようです。まだ、十分調査していませんが、なんとかなることを期待しています。

 

今回色々やって解かった(解らない)ことがあります。

これまでのボードでは、ハード基本設定はBiosが担っていたのですが、Asusは新しい仕様のEFIを使っています。
ユーザの立場からみると、Biosと同じような部分もあるし、異なる部分も大分あります(当然)。
どちらにしても今のところよくわかりません。
手探りで設定しました。

これまで、Windowsシステムをあるコンピュータにインストールして、そのディスクを取り出して他のコンピュータに組み込んでも問題なく動作したのですが、MSI・SATAボードで作成したHDDは今回のASUS・SATAボードでは読み込んでくれません。

HDDの認識はするのですが、ディスクが壊れているというメッセージがでて、それ以上Windowsを起動することができません。
多分Asusのボードは、MSIではやらなかったデータのチェックをしているのだろうと思いますが、今のところよく分かりません。

もう一つ、先に書きましたように、IDEディスク(多分MSIボードで作成)が沢山あります。コンピュータそのものは廃棄する予定ですが、今開発に使っているMSI・SATAのボードにはIDEの端子がついていることが分かりました。

このIDE端子に古いIDEディスクを接続すれば、もしかしたら、古いディスクがそのま動くかも知れません。

ここでもディスクデータの互換性が問題になるかもしれません。時間ができたら、試したいと思います。

 

8月27日追記

MSIのSATAディスクをAsusが読まない原因が分かりました。

MSIでは、MBRを使って、パーティションを定義していました。
他方、EFIはGPTだけサポートし、MBRをサポートしていないのです。

AsusはEFIを使っていますので、MSIのMBRディスクは読まないということです。

試しにHPを購入したときについてきて、
何かの事情でHPから取り外していたディスクを、
Asusに接続しましたら、めでたく動作してくれました。

今昨年4月のブログを読み返すと、このディスクはそもそもHPで読んでくれなかったのですが、
今回の自作コンピュータでは、問題なく読んでくれました。

これはいったいどういうことか。
新たな疑問が湧いてきました。

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