なんでもやりたがり

コーちゃんは生まれながらに積極的でなんでもやりたがります。

歩けるようになってすぐに、
重い箒でベランダの掃除をしたり、
お父さんの缶ビールやペットボトルを運ぼうとして、
足の上に落として泣いていたようです。

運動神経も抜群です。
確か1歳になったばかりで公園の滑り台にもどんどん登って行き、
こちらはひやひやするばかりです。

先日も映画を観に行って、開演を待って長椅子に座っていたら、
彼がドンと私にぶつかります。
「何だ」と振り返ったらデングリかえりでぶつかってきのです。
コーちゃんのマイブームのようです。
「もうそんなことができるのだ」と一種感慨があります。

幼稚園でも「大きい子供と遊ぶのが好きです」と言われます。
平気で重いものを持ったり、なんでもやっていましたので、
腕力や運動能力は年齢以上に発達し、
同年齢の子供より年上のお兄ちゃん・おねえちゃんと波長が合うのでしょう。

 

なんでも「すぐやる」ことは大切なことだと思っています。
それは幼児に限った話ではありません。

仕事でも運動でも勉強でも、
自分から進んで「なんでもすぐやる」人と、
他人にいわれて「いつまでもやらない」人はその能力に大きな差が出てきます。
年を重ねるにつれてその差はますます大きくなっていきます。

「なんでもすぐやる」は時には失敗もありますが、
そこから色々なことを学び一つ成長しています。
次の挑戦はその分力になっていますので、
今度はうまくいく可能性が増しています。

これを繰り返すことでその人は成長し、
並みの人はとてもできないことを、当然のこととしてこなせる人になっています。
その人は「できる人」になります。

勉強であったり、
スポーツであったり、
リーダーシップであったり、
仕事であったり。

勿論人が成功するには「なんでもすぐやる」だけでは足りません。
集中力や、失敗したら反省しどこが悪かった軌道修正する能力や性格や、
行き詰ったとき努力し続ける粘着性や判断力や運も必要です。

 

それにしてもコーちゃんが、
「やりたがり」の性格をもって生まれたのは幸運なことです。
大きな可能性を持っていると思います。

ただ「小さいときは天才で、大きくなったらただの人」とはよくあることです。
小さいときの多少の能力の差は、
大きくなれば誰でも追いつくことができます。
またうぬぼれて増長すれば小さな天才は凡才にも落ちこぼれにもなります。

それでも一つ言えるのは、
消極的な子どもでは動機づけし励まし続けなければいけないのに比べれば、
積極的な子どもには方向付けをするだけでいいので楽しいということです。

子供の長所を伸ばしてやれるかどうかは、
周りの大人のかじ取りです。

いいものをもって生まれてきた孫を静かに見守っていたいと思います。

「大きな怪我をしないように」
「大きな病気をしないように」いつも祈っています。

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